2012年7月5日木曜日

大飯原発再稼働反対直接行動へ行ってきました。

大飯原発再稼働反対直接行動へ行ってきました。 5時間以上ドラムを叩いてきた。 けっこう、体にくるかな、と思ったけど、2日たって、声以外は、完全復活です!   今たくさんの人が、ブログや、映像、漫画などを通して、あの奇跡の時間、革命の始まりともいえる時間を綴っている、そしてそれは本当にリアルで新しい日常となって日本の歴史を塗り替えた。 どんどん残ったらいいと私は思う。
たくさんある、ほんとに書きたいこと。
誰が何を言える? 誰が誰を批判できる?誰も悪くない。
私の祈りはドラムにしかなかった。

 機動隊の真ん前で盾になってみた、辛かった、辛かった、辛かった、 この目の前の警官が悪いんじゃない、そんなのわかっている。でも今はここにいて、ここに留まって、 私達の想いをずっと発信するしかない。辛かった。 想いと行動が違うんだから、でもそうしなあかんときがある。 友達が全てをかけて行動した。わたしも共にする。   機動隊がどんどん出てきて、カンタが耳元で、ささやいた、『絶対来る。』  ぐんって緊張が走って、隣にいる女性と手を握り合った、震えてた、震えた、  私も、これからどうなるんだろうと、ある一瞬、全身麻酔みたいな感覚になって思考を停止させた。  夢みたいやけど、現実で、とうとうこういう時がきたんや、やっと現実に触れだしたということか、  どこかでもしかしたら、喜びを感じていたのかもしれない。    DOMMUNFUKUSHIMA!の森さんの事を思っていた。  TAIYO33OSAKAやってく上で、たくさんの人に応援してもらって、巻き込んでいく中で、  「法に触れることは当たり前だけどダメだよ。」33を始めだした頃に33を成功させる上で、  冷静な意見として助言をもらっていた。  森さ〜ん、今おもっきり法に触れてるよー。占拠しちゃってるよ〜。と思いながら、  33に関わってくれてるメンバーや、お世話になってる人の事を考えた、  代表の私が今日で捕まったら、、、でも捕まるかなー  これでもう海外ツアーもいけないかー  などなど、でも、それより命が大切だと言う事と、  私は何も悪い行動をしていないという確信がどこか冷静にさせて、何も考えなくさせた。  ただ踏ん張って、全身全霊で『再稼働反対』のみだった。  そんな事を考えている中で、機動隊が一気になだれ込んでくる、  『キャーーーーーーーーーーーーーーー!!!』  私は簡単に、押し流され、足もぐちゃぐちゃになって、とっさに機動隊につかまった。  『さわるんじゃないっっ!!!』  『どけ!』『下がれーー!!!』『再稼働ー反対ー!!!』  『触るな、!触るなー!!!』 押し寄せる機動隊の波に飲み込まれそうになって必死に機動隊の盾を握りしめても、 その指一本一本を白い軍手をつけた彼らの手で、すごい力でめくりはがされる。 私もむきになって、絶対離さないとばかりに盾をつかむ、 『離せ−−−−−っっっっ!』『さわるな!さわるな!!!』 痛い、怖い、強い、辛い、、、 さみしい、さみしい、かなしい、 やっと触れた指も理解しあえる間も与えられない、この狂った怒りの力の中で、 互いに恐がりあっていたと思う。 空しさと、悔しさで涙がとまらない。 ほんまは握手するべき手のはずやのに、、、。









いつも、怒らない平和な優しい仲間も横で血相を変えて機動隊員に怒りをあらわに している。挑発している。 みたことのない顔をしてる、気持ちはわからんでもない、わかる、でも警官をみんな挑発せんといて、誰も悪くない。 『再稼働反対!』のコールがいつのまにか、『暴力反対!』に変わっていった。 『暴力反対!』だれも暴力したくない、叫びたくない。叫ばんといて、 わたしは、そんな揉みくちゃの矛盾だらけの力の中で、 くやしくて泣いた。痛い。みんなオカシイ。みんな優しいはずなのに、 わたしはオカシくなりたくない!!! もちろん、54基の原発は止まってても日本にあるし、危険性は同じだ、 それを維持しなければならない事、今までの生活も急に変えることこそが危険なのもわかる。 だけど、黙って、諦めてたらアカンねや、いや、諦めも肝心やけど、まだ諦める時じゃない、 今やっと始まった。わたしはここへ来て、現地にたって、ほんとに希望を感じた。 情けないけど、ここへ来てやっと本気で「止めれる」かもしれないと思った。 だから「再稼働反対」を叫んでいかなきゃいけないんだ。 「言葉」は「言葉」でしかない。大事なものは、想いであり、魂。 私は、どうしようもない、この力を感じながら、 「これか〜〜〜〜〜、、、、」と思った。 これが世界か、、、 ぜんぜん知らなかった。私は、結局知らなかった。 祝島や沖縄で世界中でいろんな紛争の中でずっと起こっていた、 私は全然しらなかった、やっと少しだけど、感じた。このどうしようもない悲しみ。 これが今の世界。 どうしようもない緊迫したバリケードの中で、力のない私は、 ただ情けなくて悔しくて泣いてしまっている、いち女性でしかなかった。 とにかく後ろに下がって、踏ん張ってみんなを押さえてた、 やりたくないけど、やらなあかん、みんなにほんとにごめんなさい。 そんな時、友人を送ったモックンやスミちゃん達が帰ってきた。 泣いてるわたしに、モックンが『ピカちゃんはドラム叩き』といった、 あー、せやねん、そう思っててん。 言ってくれてよかった。 なんで、ジャンベやドラム叩いてんねん!ってユースト見てるだけやったら わかれへんかもしれん、疑問をもった人こそ、感じにきてほしい、 わたしはそこから2フロアのみで叩き続けた。 どんどん、どんどん、確実に、 叩き始めた瞬間の次元が変わったあの、感じ、 確実に下、大地からエネルギーが上がった。 みんなも目が覚めた、わたしも目が覚めた、みんなのエネルギーがつやつやイキイキしだして、 わたしのドラムもまたイキイキ、どんどん力強くなった。 もうそこからは、エネルギーの循環は早かった。 このドラム、止まったら終わりや、そう確信してた。 とにかく、21時、再稼働阻止、21時までは叩こう。 結局、体が教えて私がドラムをやめたのは23時ごろか、 時限爆弾のスイッチはまた押されてしまっていた。






















7月1日の直接行動で私が語る事は、とにかく今、この原発問題を通して 人が人に戻ろう、取り戻そうとしているものがある、 それはフェスティバルではなくて、祭りだ。 感謝であり、祈りであり、生きている表現そのもの、 そしてそれは『死』を意識し、直面したときに、 それへの反発運動からおこるものなんだろう。 反発からおこったけど、反発はきっかけでしかない。 私たち人は語りかけができる。 心の境界線を融かすものそれは ゆるゆるで極上の、最上の音楽と、感動でしかない。念のこもった言葉、 またひとつ太愛鼓に対しての確信につながった。


ドラム、太鼓が、鼓動が、リズムが、グルーブが、共鳴が何なのか。 やっぱり大きな祭りを起こしたい。 それが今の日本の目覚めの促進剤になり、 個々それぞれの大きな始まりの日になる。 日常はドラマチックなんだよ!だから生き生き生きれる。 今一度、TAIYO33OSAKAをゼロにして、考えようとおもう。 みんな!祭り、もっともっと起こそう!!! 人生は『笑い』だ。 もっともっと新しい抗議の仕方がある、もっともっとバカらしい 本気で、バカらしい抗議が必要なのかもしれないし、 ハッピーな想定外を起こすパプニングが必要だとおもう。 人の感動の仕方はそれぞれだけど、 今こそ、人を感動させるプロ、アーティストの力がどんどん必要だと思っている。 反発し、戦い合うループは断ち切る時代に私たちは生まれたんだ。若者だけじゃない、全世代で変えよう。

この再稼働反対運動に参加してよかった。 今私はみんなが集まれば、再稼働を本気で止めれると思う。 逮捕者がでなかったこと、本当に感謝します。 ありがとうございました。 PIKA☆/感謝多謝
写真:高木陽春(ハッピーライフ)

10 件のコメント:

  1. 行動ありがとうございました。 最初は青い服来た権力側の人数が多そうに見えたのですが… 今は圧倒的に国民側が多いですね。数百人はいそう。

    >けっこう、体にくるかな、と思ったけど、2日たって、声以外は、完全復活です!

    若さの証明かと。

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  2. 高木ええ写真撮るなぁ。
    あ、実は沖縄でもトンチのライブでもカメラマンしてたナガラです。
    高木とは古い仲でして、、失礼しました。

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  3. ありがとう!キミたちの頑張りは日本を揺さぶってるよ!

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  4. 私はこれを読んで感動し、現状の理解をまた深めました。
    皆と、安心な日本のために、前を向いて進んでゆきます。

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  5. 熱い想いが伝わって来て、涙が出てきました。
    そのときのPIKAさん映像です。

    http://youtu.be/viMF2ipBoqs

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  6. ありがとうございました!あの日はずーとPCから目が離せませんでした。
    感動し涙を流し、一緒に参加してました。気持ちは同じです!!
    本当にお疲れ様でした。感謝です!

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  7. 反発し、戦い合うループは断ち切る時代に私たちは生まれたんだ。若者だけじゃない、全世代で変えよう。・・・そうだね!みんなでひとつになれる!変わり始めていくと確信しています! みなさんどうもありがとう!

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  8. 警察に向かって発煙筒を投げ込む。子供を無理やり連れて行き、子供を盾にする。私はそれを現場で見ました。また、近隣に住んでいる友達が「期末テスト直前なのに勉強に全く集中できない。」と言っていました。ここに集まった人たちは誰に思いを伝えたかったのだろう!?声が届いていたのは、近隣の住民と機動隊の方たちだけでした。ただの村のお祭りでした。

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  9. 大飯であのドラムとジャンベのリズムにどれだけ救われたか
    勇気をもらったかと思います…

    こんにちは!先週の金曜日に関電前でお目にかかった、さやさやです!
    ぜひご連絡をしたいのですが、どうしたらいいでしょうか?

    ツイッターはされてますか?
    もしされていたら @sayasaya333 をフォローしていただけたらDMで私の連絡先をお送りします。
    そのほかの方法がよかったら、また教えてください。

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